俺ストーリープロジェクト

自分と周囲の小さな話の記録

隣りの庭

知人が隣の家の庭からいつも異臭がすると困っていた。

その家は高齢の老人夫婦が住んでおり、犬と猫を数匹飼っていて、特に猫は出入り自由にしていた。

 

庭からの異臭は恐らくその猫がフンをしてるか、犬の散歩に出ずに庭にフンをさせて片付けないからだろうと思っていた。隣りの庭にはやはりフンと思しき形状のものが見えた。いつも朝にその匂いがするので、文句を言ってやろうと早朝に待ち伏せして画像を撮って証拠を押さえる事にした。

 

そしていざ早朝に待ち構えた先で眼にしたのは、犬でも猫でもなく、その家の婆さんが自分の庭に野糞を垂れる光景だった。

知人は狼狽して、とはいえ証拠は押さえなくてはという事で婆さんの脱糞シーンを撮影はしたが、文句を言いに行くには憚れ、とはいえ迷惑の証拠を消す訳にもいかず、スマホ内にその光景が残ったままになっているらしい。